海外留学経験者が語る！私なりの英語勉強方法｜MOOI 恋するオトナ女子のためのライフマガジン

イギリス留学を経てイギリス人と結婚、イギリス在住4年になる筆者ですが、実は30歳までは英語がほとんどしゃべれない状態でした。留学中に必死で勉強した経験から、私なりの英語の勉強のコツをご紹介します。

１｜単語を一つでも多く覚える

なんだか中学校の先生みたいなことを言って申し訳ないのですが、実際、単語力ほど大切なことはありません。これはどの言語でも同じことだと思いますが、単語の意味を知らなければ、話すことも、会話を理解することもできないのです。私も留学するまでは、日本での英語の勉強と留学先での勉強の仕方は全く違うと思っていました。けれど、ある地点まで行くには、基本的な単語力は必要不可欠。毎日単語を一つでも多く覚える。それを忘れる前に使う、ということをひたすら繰り返しました。文法が間違っていても単語が合っていれば、何を言いたいのか何とか理解できますが、単語を知らなければ最初の一言すら難しいでしょう。ひたすら書く、アプリで覚えるなど、覚え方は人それぞれですが、単語を一つでも多く知っていれば、相手に何かを伝えることができます。

２｜自分のことを英語で話す

留学したイギリスでの語学学校。そこでは何百回と自己紹介することになりました。日本人の生徒は私だけだったので、日本のみならずアジアのことなど、とにかくヨーロッパ人の他の生徒から質問されることが多かったです。つたない英語でもいいから、自分のことを話して理解してもらうのはとても大切。趣味、夢、日本の事情や教育、食べ物のことなど、時にはネットでリサーチしながら、英語で何度もしゃべりました。そうして何度も繰り返しているうちに、だんだん堂に入るもので流暢に話せるようになりました。英語で話す自己紹介に自信が持てれば、新しい人と出会うのが楽しくてしょうがなくなるのです。不思議なことに、海外にいればいるほど日本について話すことが多くなる、というのも私がイギリス生活で学んだことです。

３｜映画を英語字幕で観る

実際、ネイティブの人が早口で話している会話というのは、なかなか聞き取れるものではありません。こればっかりは、耳を慣らすしか方法はないと思います。留学してから現在に至るまで、私はほぼ毎日英語字幕でイギリスのドラマや映画を観ています。イギリス英会話を、耳と視覚両方から取り入れることができるので理解しやすいということ、それから字幕を見続けることで、正しいスペルにも慣れることができるということからです。イギリスの映画をなるべく観るようにしているのは、イギリスとアメリカでは発音が全く違っており、時にはスペルも違っていることがあるからです。また、文化や考え方にも「イギリスっぽい」というものは存在するので、そういう感覚を知るため、映画から様々なことを学んでいます。最近では、キングスマンという映画が、イギリスらしいながらもモダンで面白いと思いました。コリン・ファースの英語は、とてもキレイなイギリス英語です。

４｜モノマネから本物の発音に慣れる

最初は何でも、モノマネから入るものだと思います。特に外国語を身に付けたいと思ったら、現地の人のモノマネから始めるのです。モノマネというのは、意識なしにはなかなかできません。常にイギリス人を観察、発音やジェスチャーの癖を見定め、モノマネ。そこで完全に理解できるもの、使えるものからどんどん使っていくのです。イギリスらしい言い回しで言えば、”This is my cup of tea”というもの。決して「これは私のお茶」と言う意味ではなく、「これすっごく私の好み」という意味です。こうした日常会話でのイギリス人の言い回しを聞いて覚えモノマネし、何度も使ううちに、その言葉がだんだん自分のものになります。

５｜英語で日記を書く

普段日記を書かない人でも、英語を覚えたいなら「英語で日記を書くこと」をオススメします。なぜなら、日記を書くことで自分の考えや意見、今日あった出来事などを「英語で整理」することができるからです。「今日あったこと」それに対して「どう思ったか」ということは、友人が出来た時一番に話すことです。会話する時に、自分の近況や普段考えていることを話すことで、人との距離は縮まっていきます。英語で日記を書こうとすると、「私は今日こう思ったけど、それは英語で何ていうんだろう？」と考えて調べます。完璧な文法で日記を書く必要はなく、何なら箇条書きや殴り書きだって良いのです。文字にすることで頭の中にその言葉は残り、それを人にそのまま話すことができます。「昨日こんなことがあってさ」「その時私はこう思ったのね」といったことを、日記に書いた通りに人に話すことで、自分のことをスラスラと人に話すことができるようになります。いわば会話の予行練習、リハーサルになるのです。

最後に

英語を勉強して良い点数が取りたい、というよりも、「イギリス人のような素敵な発音で英語をしゃべりたい」という強い思いで勉強した私の一つの意見として、参考にしていただけたら嬉しいです。結果としては会話に重点を置いたことで、より人と関わることができ、そしてイギリスをもっと深く知ることにもつながったと思います。机に向かう勉強よりも、人との会話や経験から自分のものにする英語の方が長持ちする、と私は思っています。ぜひ、英語字幕での映画鑑賞から気軽に始めてみてはいかがでしょうか。