オトナ女子が泣ける映画はコレだ!号泣してしまう感動の邦画20選

「涙活」という言葉がよく知られるようになりましたが、涙を流すと妙に気持ちがスッキリとするものです。オトナ女子の皆さんにとって、ストレスというのは大敵です。ストレス発散のためにも、是非泣ける映画で涙活をしていきましょう。ここでは、号泣してしまう感動の邦画をご紹介していきたいと思います。

1|博士の愛した数式


第1回本屋大賞に輝いた小川洋子のベストセラー小説を映画化したものです。寺尾聰さんを主演に繊細な人の心を描いている作品です。交通事故の後遺症で80分しか記憶を維持することができない天才数学博士と家政婦、その家政婦の息子との人間関係の中で、人を愛することの素晴らしさを実感することができます。ひとつひとつのセリフに深みがあるのも魅力となっています。

2|いま、会いにゆきます


最愛に妻に先立たれた夫を中村獅童さんが、その最愛の妻を竹内結子さんが演じています。妻が生前に遺した「1年経ったら、雨の季節に戻ってくる」という言葉の通り、夫のもとへと戻ってくるのですが記憶を失っており・・・という感じのストーリーなのですが、純粋な家族愛というものに胸を打たれます。中村獅童さんと竹内結子さんは結婚後、離婚してしまいましたが、それがあっても何度も感動できる作品です。

3|世界の中心で、愛をさけぶ


片山恭一の同名ベストセラー小説が原作となっている映画です。大ヒットしましたので、当時、映画館へ足を運んだという方も多いのではないでしょうか。松本朔太郎役の大沢たかおさんとその婚約者役の柴咲コウさんが主演で、広瀬亜紀役に長澤まさみさん、高校時代の朔太郎役に森山未來さんも熱演しています。平井堅さんの歌う主題歌「瞳をとじて」の曲の入り方が神がかっていて、自然と涙が流れてしまいます。

4|半落ち


横山秀夫のベストセラー小説を映画化したものになります。寺尾聰さんがアルツハイマー病で苦しむ妻を殺害した元刑事役を演じています。誰にでも起こり得る話だからこそ、よりいっそう感情移入してしまいます。人の命とは、人生とは・・・と深く考えさせられる作品です。

5|涙そうそう


歌手である森山良子さんが亡きお兄さんへの想いを作詞した「涙そうそう」をもとに、映画化された作品になります。沖縄で生まれ育った血の繋がらない兄と妹がお互いを思いやり生きていく姿には、感動させられます。血の繋がらない兄と妹を妻夫木聡さんと長澤まさみさんが演じています。キャストだけでもいかにも泣けそうな作品です。音楽との相乗効果もあって、本当に浄化されるような映画です。

6|秒速5センチメートル


最近話題になっている新海誠監督の少し前の作品です。アニメーション映画というと子ども向けというイメージがあるかもしれませんが、まさにオトナ女子の皆さんにおすすめできる映画です。秒速5センチメートルは、桜の花びらが舞い落ちる速度なのだそうです。タイトルからしてロマンティックなのですが、実際には男女の切ない気持ちが描かれており、胸を締め付けられます。新海誠監督の作品はその映像美でも注目されていますが、実際に秒速5センチメートルもかなりの映像美です。

7|東京タワー オカンとボクと、時々、オトン


リリー・フランキーの自伝小説を原作とした映画です。大ベストセラーになっていますので、小説のほうも読んだという方は多いのではないでしょうか。オダギリジョーさんの全盛期といってもいい時期の作品ということもあって、かなり引き込まれます。オダギリジョーさんはもちろんなのですが、樹木希林さんの演技も本当に見事です。コミカルなシーンもたくさんあるのですが、母への愛情、母からの愛情といったものを考えさせられる作品です。

8|西の魔女が死んだ


オトナ女子の皆さんも学生時代に「西の魔女が死んだ」の書籍を目にしているのではないでしょうか。梨木香歩によるロングセラー小説で、それを映画化したものになります。登校拒否になった中学生のまいが田舎で暮らすイギリス人の祖母のもとへと預けられ・・・という話なのですが、女性の理想や妄想が詰まっている作品といってもいいかもしれません。もちろん、登校拒否というつらい現実もそこにはあるのですが、それでも癒しがあるのです。傷つきやすい繊細な心を持っているオトナ女子の皆さんにとって、響く言葉がたくさんあります。

9|余命1ヶ月の花嫁


末期の乳ガンのため24歳という若さでこの世を去った長島千恵さんの生涯を映画化したものです。支えてくれた恋人と結婚式を挙げ、余命1ヶ月を夫婦として過ごす・・・切ないけども、幸せのたくさんつまった作品です。恋人との間にある愛情だけではなく、友人たちとの間にある愛情などさまざまな愛情を感じられます。もし自分だったらどうするかと考えさせられる作品でもあります。

10|火垂るの墓


火垂るの墓については、説明しなくとも十分にわかっているという方も多いでしょう。自らの体験をもとに書いたという野坂昭如の小説を映画化しています。かなり前の作品ということもあって、描写もかなりインパクトのある部分が多いです。思わず目を覆いたくなるようなところもあるかもしれませんが、しっかりと目に焼き付けておきたい作品です。特に、今の社会情勢を考えるとただ涙を流すだけではなく、戦争の残酷さを知り、戦争の起こらない未来についても自分なりに考えるようにしたいところです。

11|タイヨウのうた


太陽にあたることのできない難病を抱えた少女の密かな楽しみは、歌うことと海で楽しそうにサーフィンをする少年を眺めることだった・・・ということで、すでに涙が出そうなほど切ない設定なのですが、いろいろな愛情を考えさせられる作品です。「病気=不幸」と考えられがちなのですが、その中でも自分なりに幸せに生きていく健気さには心を打たれます。こちらの映画も音楽がマッチして、余計に涙を誘います。

12|時をかける少女


夏になると毎年のようにテレビ放送されるアニメーション映画です。タイムリープという時間を跳躍する能力を持った高校2年生の紺野真琴と思春期ならではの揺れ動く気持ちをリアルに描いています。学生時代を思い出しつつ、「こんな青春を送ってみたかった・・・」とも思える作品です。ハッピーエンドと言えるのかはわからないものの、余韻の残るいいエンディングです。こちらの作品もやはり音楽がいい仕事をしています。

13|ツレがうつになりまして


簡単に言ってしまえば、売れない漫画家のツレ(夫)がうつ病になってしまうという話なのですが、うつ病が身近なものになった今だからこそ余計に見入ってしまう作品です。うつ病について描いていますので、重たくなりそうなものですがコミカルな演技にくすっとしつつ、夫婦愛に涙する作品です。「仕事を辞めないなら離婚する」と言えるような強く優しい女性に憧れてしまうでしょう。

14|おくりびと


チェロ奏者が所属していた楽団の突然の解散を機に故郷の山形へ帰り、そこで納棺師として働くという映画になります。周りの目も気になり、妻にも言い出せないまま見習いとして働き始めるという展開なのですが、人の死に関係した仕事というのはやはり忌み嫌われる傾向にあります。しかしながら、この作品はそういった先入観を打ち壊してくれるといっていいでしょう。人の死とどう向き合うのかという部分はもちろん、納棺師としての仕事に込められた敬いや優しさといったものに感動すること間違いなしです。

15|犬と私の10の約束


犬の10戒というものがあります。「1.私と気長につきあってください。2.私を信じてください。それだけで私は幸せです。3.私にも心があることを忘れないでください。4.言うことを聞かないときは、理由があります。5.私にたくさん話しかけてください。人の言葉は話せないけどわかっています。6.私をたたかないで。本気になったら私のほうが強いことを忘れないでください。7.私が年を取っても、仲良くして下さい。8.あなたには学校もあるし友達もいます。でも、私にはあなたしかいません。9.私は10年くらいしか生きられません。だからできるだけ私と一緒にいてください。10.私が死ぬとき、お願いです。そばにいてください。そしてどうか覚えていてください。私がずっとあなたを愛していたことを。」というものなのですが、これだけでももう涙が出ます。基本的にはこの犬の10戒をテーマにした映画です。犬を飼っている方でもそうでない方も涙なしでは見られない作品です。

16|マリと子犬の物語


新潟中越地震で、地震発生当日に生まれたばかりの子犬たちを守り、16日間生き続けたという母犬マリを描いた絵本「山古志村のマリと三匹の子犬」を映画化したものです。子犬を守り続けたマリとそのマリを思う家族の愛情に涙を流さずにはいられません。こちらも犬を飼っている方はもちろん、そうでない方でも感動できる作品です。

17|孤高のメス


現職医師である大鐘稔彦による小説を映画化したものです。舞台となっているのは1980年代の日本で、当時、法律ではまだ認められていない脳死肝移植を患者のためにおこなう外科医の姿を描いています。重たい作品ではあるものの、人を救うという信念に周りが動かされる過程はやはりぐっと力が入ります。

18|ツナグ


生きている人と死んだ人を一夜だけ再会させることができるという仲介人「ツナグ」としての仕事を受け継ぐことになった高校生の話です。いろいろな人が死んだ人との再会を望み、その理由もさまざまです。聞きたくても聞けない心の葛藤をはじめ、胸がえぐられるような作品です。

19|遺体 明日への十日間


東日本大震災で実際にあった遺体安置所での出来事を映画化したものです。つらい描写も多いのですが、地震大国の日本だからこそ目をそらさずに見ておきたい作品です。人の命とは、尊厳とは・・・さまざまなことを考えさせられます。

20|蛍火の杜へ


夏休みの祖父の家、その近くの山で迷子になったときに出会ったのは人でも妖怪でもない不思議な男の子・・・惹かれ合っても触れることはできないという切なさがぐっと胸を締め付けます。ラストはハッピーエンドとは言えないものの、涙が止まらなくなる作品です。