彼氏のことが好きなのかがわからない!別れる前に考えるべきこととは?

好きだから付き合っているはずなのに、彼氏のことが好きなのかどうか自分でもよくわからなくなってしまうことはあるものです。そういったときに頭に浮かんでくるのが「別れる」という選択肢です。しかしながら、そこでいきなり別れを選択してしまうのは早計です。別れてしまう前に、考えるべきことがあるはずです。ここでは、何を考えればいいのかについてお話ししていきたいと思います。

好きなのかがわからなくなるのはよくあること

彼氏のことが好きなのかどうかわからなくなってしまったとき、おそらく自分自身が一番戸惑ってしまうのではないでしょうか?好きで付き合っているはずなのに、なぜこんな気持ちになってしまうのかと罪悪感を抱いてしまう方もいるかもしれません。ただ、好きなのかがわからなくなってしまうことはよくあるものです。
例えば、それが趣味であっても、長く続けていくうちに「これが本当に好きなのかしら?」と自分でふと思ってしまうことはよくあるものです。実際に経験があるという方も多いのではないでしょうか?好きだから続けていたはずなのに、いつの間にか惰性で続けていて、本当に好きでやっているのか自分でもわからなくなってしまう……でも嫌いではないといった微妙な気持ちです。
もともと人の気持ちというのは、目に見えるバロメーターのようなものがあるわけではありません。「好き」という言葉で表現するのは簡単ですが、どれくらい好きなのか、どんな風に好きなのかというと言葉にできない方がほとんどでしょう。人の気持ちには形というものがありません。だからこそ、自分自身でもきちんと把握することができないのです。煙をつかもうとするのと同じようなものです。
それに、人の気持ちというのは変化するものです。好きな人ができたときのことでもいいですし、彼氏ができたときのことでもいいのですが、思い出してみてください。好きは好きでも、毎日毎日同じ好きの度合いということはなかったかと思います。それこそちょっとドジなところを見てしまって好きの度合いが下がってしまうこともあるでしょうし、いいところを見て好きの度合いが上がることもあるでしょう。
さらに、人の気持ちにも慣れというものがあります。例えば、「よかったな~」「幸せだな~」「嬉しいな~」という出来事があったとして、その日のうちや数日中は余韻があるかもしれませんが、数週間も数か月も気持ちが長持ちすることはほとんどないかと思います。仮に、毎日そういう気持ちになるような出来事があったとしても、それはそれで感覚が麻痺してしまうでしょう。
このようにもともと人の気持ちというのは、形がない上にとても曖昧で変化しやすいものなのです。1日として同じ気持ちの日はないといっても過言ではないかもしれません。だからこそ、彼氏のことが好きなのかどうかがわからなくなってしまうというのも何もおかしなことではないのです。付き合っている期間が長くなればなるほど、気持ちがわからなくなってしまいやすいのです。

いきなり別れるのではなくその前によく考えること

彼氏のことが好きなのかどうかわからなくなってしまい、いきなり別れを切り出すという女性もいます。ただ、そういった形で別れを切り出して、後悔しているというケースも少なくありません。わからないからといって、結論を急いでしまうのは好ましくありません。いきなり別れるのではなく、その前によく考えるべきです。そこで何を考えるべきなのかという話なのですが、以下にご紹介していきたいと思います。

1|彼氏のいいところと悪いところを考えてみる

まず、彼氏のことが好きなのかどうかわからなくなってしまったときに、彼氏のいいところと悪いところを考えてみましょう。ふとしたときに「こういうところいいな」「こういうところさえなければな」と思うことはあっても、改めて彼氏のいいところを悪いところを考えるといったことは普段しないでしょう。自分の気持ちがわからなくなったときに、改めて彼氏を分析することが大切なのです。
おそらく作業としては、楽しいかと思います。彼氏に見られないようにしつつ、紙などに書き出してみるとより客観的に彼氏の人間性を知ることができるでしょう。普段とは違った見方ができるようになるのです。いいところが極端に少なくて悪いところばかりということであれば彼氏に改善をお願いするか別れるかといった形になってくるでしょうし、意外にいいところばかりで悪いところがあまりないということであれば改めて彼氏の魅力に気づき、「好き」という気持ちが強くなってくるかもしれません。

2|自分に改善できるところがあるのか考えてみる

先では彼氏のいいところと悪いところを考えてみるという話をしましたが、彼氏の分析だけではなく自分自身の分析もおこなっていきましょう。その上で、自分に改善できるところがあるのかを考えてみるべきです。
例えば、これまですべてのことを彼氏に丸投げしていたのであれば、女性のほうが少しでも彼氏の負担を減らせるように動くといったことが必要かもしれません。彼氏はあまり怒ることがないのに、女性のほうはすぐに怒っていたということであれば感情をコントロールできるようにしたほうがいいかもしれません。
ケースバイケースではあるものの、カップルで何かしらの問題が発生したときにどちらか一方にしか問題がないというケースはそう多くありません。多くの場合、お互い様の部分がどこかにあるものなのです。自分に改善できることがあるとわかり、それを実践するようになれば女性の気持ちも変わってくるかもしれません。これまでいかに彼氏に負担をかけていたのかを痛感し、それでも耐えてくれた彼氏が愛おしくなる可能性だってあるのです。

場合によってはふたりで話し合いをしたほうがいいことも

彼氏のことが好きなのかどうかがわからない場合、ふたりで話し合いをしたほうがいいこともあります。そもそも彼氏が好きなのかどうかわからないという曖昧な理由で、一方的に「別れます」というのはあまりにも身勝手です。特に、好きなのかどうかわからないという場合、女性の態度から彼氏のほうも何となく察しているケースが多いですのでそこで別れを切り出すと浮気を疑われてしまう可能性も出てきます。余計なトラブルを起こさないためにも、話し合いをしておいたほうがいいのです。
話し合いをしてみて初めてわかることもあるでしょう。実は彼氏のほうも同じように考えていたということもあるかもしれませんし、彼氏にとっては青天の霹靂ということもあるかもしれません。どちらにしても自分ひとりのことではなく、ふたりのことですのでお互いに納得できる結論が出るまで話し合いを続けてみましょう。
話し合いによって改めて彼氏のよさがわかるということもありますし、逆に話し合いのときに逆上した彼氏にドン引きしてしまうということもあるでしょう。話し合いを通して見えてくることもありますので、女性ひとりではどうにもならないというときには話し合いは積極的にしておいたほうがいいのです。

それでもどうにもならないなら一旦距離を置く

彼氏のことが好きなのかどうかわからないから彼氏のいいところと悪いところを考えて、さらに自分に改善できるところがあるかを考えて、ふたりでもしっかりと話し合いをした……それでも答えが出ない!ということもあるかもしれません。そういう場合には、一旦距離を置いたほうがいいかもしれません。
「距離を置く=別れに一直線」という風に考えてしまう方も少なくないのですが、一旦距離を置くということは大切です。実際に結婚後に、一旦別居をして、その後、改めて良好な夫婦関係を築いているというケースもあるのです。一旦距離を置くことによって、お互いに相手のいない生活というものを送ることになります。もちろん、ここで「あ、ひとりのほうが気楽でいいじゃん!」と思うこともあるかもしれませんが、逆に「やっぱり一緒にいないとつまんない……」と相手の大切さを知ることになるかもしれないのです。
人間というのは本当に仕方のない生き物で、失って初めて気づくということが多いのです。実際に相手がいない生活をしてみていろいろとわかることもあるかと思いますので、答えが出ないようであれば一旦お互いに距離を置いて、冷静になってみましょう。
特に、現代人というのは何事においても白か黒かといった両極端なところがあります。カップルの場合、付き合い続けるのか別れるのかという話になってしまうのです。ただ、本来であればそこは保留という選択もできるわけです。変な言い方になってしまいますが、別れるという選択はそれこそいつでもできます。しかしながら、別れるという選択をしてしまうと、後戻りができなくなってしまう可能性が高いです。要は、その後の可能性をつぶしてしまうのです。白か黒かではなく、グレーになってみてから判断するということでも遅くはありません。現代人は全体的に結果を急ぎ過ぎるせっかちなところがありますので、一旦距離を置くというワンクッション入れることがとても大切になってくるのです。

The following two tabs change content below.
妖精社
子どもの頃から心理カウンセラーになりたくて、大学では心理学を専攻していました。卒業後も働きながら勉強を続けて、念願叶って今は心理カウンセラーに。気付いたら物書きにもなっちゃって、趣味に仕事にと忙しい毎日です。

ABOUTこの記事をかいた人

妖精社

子どもの頃から心理カウンセラーになりたくて、大学では心理学を専攻していました。卒業後も働きながら勉強を続けて、念願叶って今は心理カウンセラーに。気付いたら物書きにもなっちゃって、趣味に仕事にと忙しい毎日です。