アプローチは逆効果?学生時代とは全く違う、社会人の恋愛テクニック6選

学生時代の恋愛と社会人になってからの恋愛というのは、本当にまったくの別物です。実際に、社会人になってからその違いに驚いたという方も多いのではないでしょうか。学生時代には当たり前だと思って実践していた恋愛テクニックが社会人になると、まるで通じないというのはよくあることです。むしろ、逆効果になってしまうこともあるのです。ここでは、学生時代とはまったく違う社会人の恋愛テクニックをご紹介していきたいと思います。

焦ってアプローチしないこと

学生時代には、とにかくアプローチをしていたという方も多いのではないでしょうか。もちろん、ケースバイケースでしょうが、とりあえず焦ってでもアプローチしておけばどうにかなったということもあるでしょう。しかしながら、学生時代のように焦ってアプローチするのは社会人になると逆効果です。もちろん、アプローチ自体は恋愛において必要なのですが、学生時代のような感覚でアプローチをしてしまうとせっかくの出会いも無駄になってしまうかもしれません。

社会人の場合、まず自分の背負っているものを考えなければいけません。社会人になれば、雇われている会社の名前を背負って常に生きていくことになります。その状態で、学生時代の頃のように焦ってがんがんアプローチしていると、会社にも迷惑をかけてしまう可能性があります。「○○会社に勤めている△△さんという人からしつこくされて困っています」と言われれば、それでアウトです。また、学生時代のようなアプローチをしていると、「学生気分が抜けていない」「社会人としての自覚がない」といったところで相手から幻滅されてしまう可能性もあります。

会社の名前を背負っている社会人であることをしっかりと自覚した上で、学生時代のようなアプローチはしないようにしましょう。学生時代には何かあっても周りの大人が助けてくれたかもしれませんが、社会人にはすべての責任を自分がとらなければいけないのです。そう考えれば、軽率なアプローチはできないですし、しないはずです。

自分というものをしっかりと確立させること

学生時代というのは、言ってしまえばまだまだ未熟な時期です。未熟だからこそ、自分というものをしっかりと確立させていなくとも恋愛はできますが、社会人になると学生時代のような不安定な恋愛というのは自分を苦しめることにもなりますし、相手を苦しめることにもなるかもしれません。

相手に合わせることも大切ではありますが、そればかりではいつか疲れてしまいます。「自分が相手に合わせればいいや」と考えるのではなく、自分というものをしっかりと確立させた上で「自分にはどういうタイプの人が合うのか」を考えたほうがいいでしょう。極端な話をすれば、何を食べたいのかわからない状態では何を食べてもイマイチしっくりこないということです。和食が食べたければ和食を食べればしっくり来ますし、洋食が食べたければ洋食を食べればしっくり来るのです。ぼんやりとした状態で何かをつかもうとするのではなく、「自分はこうする!」とハッキリとさせた状態で恋愛をするからこそ、お互いに意味があるのです。

自分というものをまだしっかりと確立させることができていないのであれば、潔く引くというのもテクニックです。責任を背負っている社会人だからこそ、ぼんやりした状態で恋愛をするのは危険なのです。

相手を尊重すること

学生時代には、「自分が」「自分が」という自分本位な状態で恋愛をしていたという方も多いのではないでしょうか。学生時代というのはそういうものです。しかしながら、社会人になっても「自分が」「自分が」という状態では、やはり進歩がありません。社会人の恋愛だからこそ、相手を尊重するということが重要になってくるのです。

というのも、社会人にあってからの恋愛でよく起こるのがすれ違いです。同じ職場であっても仕事の忙しさや内容というのは違ってきますし、仕事終わりの時間や出勤のタイミングも違ってくるでしょう。それぞれが別の職場で働いているとなると、もっとさまざまな違いが出てきます。こういう状況の中で「自分が」「自分が」とされるのは、うんざりします。「こっちは休みなのに」「せっかくデートのプランを考えたのに」「わざわざ会いに行ったのに」・・・こういう一方的な主張というのは、自分本位で相手の尊重というものはありません。社会人である以上、お互いにまったく同じ状況になるということはありません。一方が忙しいときにもう一方が暇になってしまうこともあるのです。相手が仕事でミスをして落ち込んでいることもあるかもしれません。

社会人だからこそ、相手のありとあらゆる可能性を考えた上で、相手を尊重することが大切なのです。相手を尊重できる人というのは、それだけで魅力的ですし、余裕があるように見えます。そういうところに惹かれて関係が発展するということもあるのです。

結婚の可能性を常に考えておくこと

学生時代の恋愛で「結婚したい」「結婚しようね」といった言葉を交わしたことのある方も多いでしょう。しかしながら、学生時代というのはまだまだ子どもです。子どもが結婚に夢を見ていたというだけの話ですし、その頃に本当に現実的に結婚を考えていた方というのはあまりいないかと思います。もちろん、学生時代からのお付き合いでそのまま結婚するというケースもありますが、それでも結婚について現実的に考えられるようになったのは社会人になってからのことでしょう。

社会人の恋愛になってくると、あくまでも可能性の話ではありますが、結婚というものがつきまとってきます。学生時代はそれこそ味見のような感覚で好き放題恋愛ができた部分もあるかもしれませんが、社会人になるとそういう軽率なことはできなくなります。自分にその気がなくとも、相手は最初から結婚を考えているということもありますし、その逆のパターンというのも十分に考えられます。常に結婚の可能性を考えておくべきなのです。

そのためにも、もし結婚するのであれば相手に何を求めるのかということを明確にしておきましょう。とにかく一緒にいて癒されるような人がいいのか、それとも趣味の合う人がいいのか、仕事への理解を示してくれる人がいいのか・・・こういったものをハッキリとさせておきましょう。結婚というのは自分の意思とは関係ないところで話がとんとん拍子に進むこともあります。そういったときのことも考えて、社会人になって恋愛をするのであれば結婚の可能性を考え、相手に求めることを明確化しておきましょう。また、結婚する意思がまったくなくそれが揺るがないのであれば、それを最初に相手に伝えるというのもテクニックです。

オンオフを切り替えること

学生時代に好きな人に振られて学校を休んでしまったり、授業をさぼったりしたことのある方も多いのではないでしょうか。これはまさにオンオフの切り替えができていないからこそ、そういうことをしてしまうわけです。授業を受けるのは学生として当たり前のことで、そこに恋愛は関係ありません。

これと同じことを社会人でしてしまうと、本当に大変なことになります。好きな人に振られたからといって、大事な会議がある日に休んだり、急にいなくなったりすれば、場合によっては勤めている会社そのものを揺るがしかねないのです。会社というのは、いろんな人が関わり合って、成り立っているものです。言ってしまえば、ひとりひとりが歯車でそれがかみ合っているからこそ、会社がうまくいっているわけです。そこを好きな人に振られたからという理由で、歯車がポーンと抜けてしまうと、いろんなところに影響が出ます。実際に、ひとりの社員に会社が倒産させられたという話もあるのです。そんな悪名は残したくないでしょうし、気持ちはわかりますが社会人として、大人としてやはり恥ずかしい行為です。

オンオフをしっかりと切り替えられるようにしておくのも社会人の恋愛におけるテクニックです。オンオフを切り替えられる人というのは、男女問わずかっこいいものです。それだけで魅力的に見えますし、それがきっかけで始まる恋愛もあるでしょう。恋愛でいいことがあったからといって気を抜かない、恋愛でつらいことがあったからといって仕事にそれを持ち込まない・・・こういったことが大切なのです。

気軽に他の人からの協力を求めないこと

学生時代には恋愛成就のために友達に手伝ってもらったという方も多いでしょう。告白するときについてきてもらう、ふたりっきりになるように仕向けてもらうう、好きな人へ直接的に働きかけてもらう・・・いろいろな協力の仕方があるでしょうが、社会人の恋愛では、学生時代のように気軽に他の人からの協力を求めないことです。

というのも、そこまですると相手にとっては相当なプレッシャーになります。「言うことを聞かないとどうなるかわからない・・・」と内心ではおびえているかもしれません。こうなってしまえば、本人にその気がなくとも脅迫になってしまいます。このような相手の受け取り方も十分に考慮しておくべきです。

それに、他の人に協力を依頼したせいでせっかくの関係が悪化してしまうということもあります。実際に職場での噂というのは怖いですし、どこからどのように話が伝わっていくかわかったものではありません。社会人の恋愛ではできるだけ他の人の手は借りずに、自分ひとりで正々堂々と立ち向かっていきましょう。本人の性格や過去の経験などにもよりますが、特別な理由もないのに恋愛のために他の人へ協力を求めるというのは、あまりかっこいいことではありません。