夏の肌はダメージがいっぱい!夏でも肌に潤いを閉じ込める方法7選

暑い季節がやって来ると、紫外線が強くなり、エアコンの効いた室内は乾燥しやすくなります。今回は、そんな肌にとってダメージいっぱいの夏でも、しっとり潤いのある肌をキープする方法をご紹介いたします。

紫外線とエアコンで疲れてしまう夏の肌

照りつける夏の太陽の日差し、エアコンの効いた乾燥した室内。夏は肌にとって過酷なシーズンです。また、汗をかきやすい季節には顔を洗う、シャワーを浴びる回数も増えていくため、とにかく肌が乾燥しやすい状態なのです。

肌は本来、天然の皮脂で潤いを保っています。ところが暑い季節は汗をかくので、汗の塩分や拭く際など、肌にダメージを与えてしまうことが多いのです。また、紫外線対策をしっかり行っているつもりでも、肌の水分はみるみる奪われていくため、夏の肌は疲れが溜まってしまいます。その結果、日焼けによるくすみ、水分不足によるシワやたるみとなってしまうのです。そうならないためには、季節に応じた丁寧なお手入れが欠かせません。潤いをしっかり肌に閉じ込めて、透明感のある美しい肌になりましょう。

夏の肌を美しく保つ方法

夏でも肌を美しく、健康に保つためには、基本的なスキンケアをしっかりと丁寧に行うことが必要です。紫外線をたくさん浴びたと思った日には、特にたっぷりとケアしてあげましょう。

1|たっぷりの保湿

夏の肌だけでなく、1年を通して常に十分な保湿を行うことはマストです。実は、自分では保湿できていると思っていても、肌の深層部まで潤いが届いていなければ意味がありません。安くても良いので、とにかくたっぷりと化粧水を使いましょう。時間がある時には、コットンにしっかりと化粧水を含ませ、それを顔に乗せたまま5分ほど放置します。潤いがしっかりと肌に入っていくのでおすすめです。ただ、5分以上コットンパックを放置していると、逆に水分が失われていくので、放置し過ぎには注意が必要です。

2|徹底した紫外線対策

肌というのは、一度浴びた紫外線を決して忘れないと言われています。紫外線を浴びたその時は、すぐにシミやそばかすにならなくても、何年か経ってホルモンバランスが崩れたタイミングで一気に出てくる、ということもあるのです。外出する時だけでなく、室内でも紫外線が強い時には日焼け止めを念入りに塗りましょう。また、紫外線は目からも入ってくるので、夏はサングラスを使用するのがおすすめです。日傘、UV加工の羽織りものがあると重宝します。車の運転をする人は、アームカバーも活用することで、うっかり日焼けを防ぐことができるでしょう。

3|ビタミンCを内側と外側から取り入れる

紫外線を浴びることによって、肌ではメラニン色素が生成されますメラニン色素はシミやそばかすの素となるので、肌にとっては大敵です。このメラニン色素の生成を抑えるのがビタミンCです。ビタミンCはメラニン色素の生成を抑え、肌の透明感や潤いを保ってくれる素晴らしい成分。けれどビタミンCは、体内に取り入れても壊れやすいというのも特徴の一つなのです。ですから夏はビタミンCを、内側と外側、ダブルで取り入れることをおすすめします。

ビタミンCを多く含む食べ物では、アセロラ、イチゴ、キウイなどがあります。美白効果のあるヨーグルトと一緒に食べると、さらに美肌にとって効果的です。また外側からは、ビタミンC誘導体配合の化粧水を使うと良いでしょう。肌に直接ビタミンCが入りやすくなるので、メラニン色素の生成を抑えることができます。

4|蒸しタオル美容で肌の冷えを解消

暑い夏ですが、エアコンの効いた室内との温度差で、肌は思った以上に冷えているもの。肌が冷えるとたちまち乾燥し、肌の新陳代謝も悪くなるため、くすみやたるみの原因となってしまいます。1日の終わりにしっかりと肌を温めることで、血行を良くし、肌の再生を促すことが可能です。

おすすめなのは蒸しタオルで顔を温めることです。蒸しタオルは、電子レンジとフェイスタオルで簡単に作ることができます。十分に濡らして軽く絞ったタオルを、電子レンジで1分ほど加熱し、顔に乗せたまましばらく放置します。お気に入りのアロマオイルがあれば、1、2滴垂らすとよりリラックスすることができるでしょう。毛穴が開いて汚れが取り除きやすくなると同時に、化粧品の成分も奥までしっかり入りやすくなるのです。

蒸しタオル美容を行った後は、いつもよりたっぷりと保湿しましょう。温めて代謝が良くなった肌に、良い成分がぐんぐん入っていくのを実感できると思います。

5|ふんわり泡で優しく洗顔

暑い季節は汗をかくので、1日に何度も洗顔する人も多いかもしれません。毛穴の汚れが気になって、ついゴシゴシと洗ってしまうかもしれませんが、それでは肌にさらにダメージを与えてしまうのです。

理想的なのは、ふんわり泡で洗う方法です。泡立てネットなどを使い、まるでケーキのホイップのように、しっかりと泡立てます。それを優しく顔に乗せて、指で直接肌をこすらないようにしながら洗っていきましょう。少し面倒と思うかもしれませんが、この方法で洗顔することで、洗い上がりもしっとり、潤いを保ちながら汚れだけを取り除くことができるのです。ゴシゴシ洗いをしてしまうと、肌にとって必要な皮脂まで取り除いてしまうため、すぐに乾燥し、シワなどのトラブルの原因となってしまいます。

6|週に1回潤いパック

夏場に限らず、週に1度は念入りなパックを行いましょう。化粧水をたっぷりと含ませたコットンパックもおすすめですが、よりしっかりと潤いを閉じ込めたい場合は、はちみつパックがおすすめです。

国産の純度100%のはちみつを肌に塗り、5分ほど放置してぬるま湯で洗い流すだけなので、とても簡単です。はちみつには天然のミネラルやビタミンが豊富に含まれており、肌を潤いたっぷりにしてくれます。また、日焼けによるくすみが気になる場合はヨーグルトパックでの美白が効果的です。ヨーグルトに小麦粉を少し混ぜて、顔に塗るのに丁度良い硬さにし、それをはちみつパックと同様、肌に塗っていきましょう。ヨーグルトのフルーツ酸の効果で、肌が白くなるのを実感できると思います。

手軽なはちみつパックとヨーグルトパックですが、ごくまれに体質でアレルギーが出る場合もあるので、まずパッチテストを行うと安心です。

7|冷蔵庫で冷やした化粧水を使う

暑い季節は、化粧品も高温になってしまい、品質が変わってしまう恐れがあります。また、お風呂上がりにぬるい化粧水を使うのもあまり気持ちの良いものではありません。そこで化粧水を冷蔵庫で冷やして使用するのがおすすめです。冷えた化粧水が肌をキンと冷やしてくれるので、気分爽快になれます。また、開いた毛穴をキュッと引き締めて、キメ細かい肌へと導いてくれるのです。

ダメージレス・潤いたっぷりの肌は1日にしてならず

誰もが透明感のある美肌に憧れると思います。けれど、美肌を作るには毎日の習慣が重要。たとえエステに行ったとしても、その肌を持続させるのは、毎日の基本的なスキンケアなのです。とくにダメージの多い夏は、肌を意識していたわって過ごすことが一番大切。10年後、20年後も潤いたっぷりの美肌でいたいと思ったら、まずは毎日の保湿を見直してみましょう。

紫外線対策も、「これくらいならいいや」という気持ちが命取りになるので、常に日焼け止め、日焼け対策を忘れずに。きちんと手入れした肌は、必ず年月を重ねても若々しく見えるでしょう。ぜひ今日からでもできることから始めてみてはいかがでしょうか。

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首藤 加奈子
イギリス在住のフリーランスライター。イギリス留学を経てイギリス人と結婚、出産。国際結婚や恋愛、美容について執筆中。ビールが大好きで趣味はパブ巡り。