覚悟がないならやめておけ!国際結婚をおすすめできない5つの理由とは?

国際結婚は年々増えてきています。将来は国際結婚をして、憧れの海外生活を送りたい!と思っている人もいるのではないでしょうか。ところが、国際結婚をするのはとても覚悟がいることで、並大抵の決意では続けていけません。具体的になぜ大変なのか、簡単には国際結婚をおすすめできない理由をご紹介します。

1|文化や習慣の違いが想像以上

恋に落ちる時、外国人でも日本人同士でも、細かいことまでじっくり考えてから恋に落ちるわけではありません。「好き」という気持ちだけで、何もかも乗り越えられるような気持ちになり、思い切って結婚を決めると思います。けれど、外国で生まれ育った相手とは、文化や習慣がすべて違っていることをきちんと受け入れなければなりません。結婚すると、日本人同士でもお互いの習慣や考え方に驚かされることがあると思います。それが外国人となれば、想像以上の驚きがあるのです。例えば、お風呂に毎日入らない、食事の好みが違う、貯金をしないなど、日本人としてかなりの我慢をしなければならないこともあります。それが自分で我慢できる範囲であれば良いですが、つい我慢しすぎて合わせてしまう日本人女性の気質だと、すぐに疲れてしまうのです。

2|言葉の壁は埋められない

日本人の両親のもとに育ったけれどずっと海外で育った、という人でない限り、言葉の壁というのは大きな問題です。例えば日本人同士で、昔流行ったテレビの冗談や流行語を交えて、話を面白くしたりすることがありますよね。そうした言葉のやり取りというのはとても高等な技で、勉強しただけでは身につけることはできません。外国人と結婚すると、相手と言葉で分かり合う限界というのを感じなければならず、どうしても分かり合えないと感じるシチュエーションが必ず出てくるのです。もちろん、パートナーの母国語をしっかり学ぶことによって、その壁を低くすることはできますが、勉強だけでは埋められない壁が、必ず存在するのです。喧嘩した時は、自分の言いたいことの半分も言えない、相手の考えていることが分からない、といった悩みは避けられません。そんな時には思わず、日本人と結婚していれば良かった、と思ってしまうかもしれませんね。

3|責任が重くのしかかる

国際結婚をすると言って、周囲に手放しで喜ばれるケースは少数派だと思います。ほとんどの場合、親や友達から「大変なんでしょう?大丈夫?」と心配されると思います。けれど、それを振り切って結婚したら、ちょっとやそっとのことでは親や友達に泣きつくことはできませんし、何があっても自分の責任です。結婚した相手が実は浮気性だった、結婚してから働かなくなったといった深刻な問題になっても、周囲は「外国人だからだ」「だからあれほど言ったのに」と言うかもしれません。危ない橋を渡っているのだから、そんなことがあっても不思議ではない。そんな風に見られ、すべての責任は自分で取るしかありません。海外生活となれば、ビザや生活に必要な知識など、「知らなかった」では済まされないことがたくさん出てきます。外国人である以上、もはや「みんなと一緒」は無理なのです。日本で外国人の夫と暮らす場合には、パートナーのビザや複雑な手続きは日本人妻の仕事になります。重要なことを漏らすことなくやってのける、強い責任感が必要になります。

4|海外生活での孤独感

外国人男性と結婚すると、最初は日本で暮らしていたとしても、いずれ事情によって海外生活になることがあります。海外生活に興奮して楽しく過ごすのもつかの間、日本との違いや友人のいない生活に、孤独感を感じることになります。筆者の場合、もともと留学していたので、結婚してイギリスに住むことは問題ないと考えていました。ところが学生としてではなく結婚して妻として送る海外生活は、想像していたより大変でした。「思っていたのと違う」というのは、海外生活では避けられません。孤独感と上手く付き合って、自立して過ごしていくことが必要になります。

5|周囲からの偏見がある

外国人と結婚すると、周囲から「日本人とは結婚できない何か欠陥のある人」という偏見で見られることもあります。何も好きこのんで大変な国際結婚をするなんて、何か特別な理由があるに決まっている、と人から思われるのです。日本人女性の中には、外国人男性としか付き合ったことのない人、そもそも外国人にしか興味のない人もいます。けれど一般的には、パートナーが外国人だからと、そこまで意識していない場合が多いです。それにもかかわらず、周囲からは何かと注目され、興味本位で色々と聞かれることも多いでしょう。そのような環境や周囲の反応にいちいち反応せず、凛として振り回されないことが大切なのです。

まとめ

いかがでしたか?国際結婚に夢を見て、実際にするのも珍しくなくなってきている現代。あまり深く考えずに国際結婚すると、想像以上の大変さにかなり苦しくなってしまうと思います。大げさではなく、国際結婚をするなら相当な覚悟が必要です。相手の国によってもかなり状況は違ってくるので、まずはよく調べてから結婚を考えることをおすすめします。

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首藤 加奈子
イギリス在住のフリーランスライター。イギリス留学を経てイギリス人と結婚、出産。国際結婚や恋愛、美容について執筆中。ビールが大好きで趣味はパブ巡り。